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中国茶と薬膳粥             * 2017 *


お粥の基本

お粥

最もお薦めしたいのが、お粥です。

中国では、お粥は「世間第一補物」と言われ、世界の中で最も体に良い食べ物とされ、日常的に食べられています。お粥は健康を増進させる養生の食べ物です。
中医学には「薬補不如食補」(薬より食で体を補え)、「食補首推粥補」(食べ物ではお粥が一番)という言葉があります。

世界的に有名な漢方医、李時珍の「本草綱目」という書物には
『每日起,食粥一大碗。空腹胃虚,谷气便作,所补不细,又极柔腻,与肠胃相得,最为饮食之良』
という記載があり、朝にお粥を飲むことが薦められています。

五言歌という、お粥の歌があります:
要使皮肤好,粥里加红枣。若要不失眠,煮粥添白莲。腰酸肾气虚,煮粥放板栗。心虚气不足,粥加桂圆肉。消暑清热毒,常饮绿豆粥。乌发又补肾,粥加核桃仁。若要降血压,煮粥加荷叶。滋阴润肺好,煮粥放银耳。梦多又健忘,粥里加蛋黄。

お粥は、伝統的に五穀雑糧が用いられ、ゆっくりと時間をかけてスープ状になるまで炊き上げていくことから、お茶や薬と同様に「飲む」と表現されます。
お粥に使う薬膳材料によって、効用が変わりますので、摂取する人の年齢や体質などを考え、目的にあった素材を選ぶ事が大切です。

時間帯によるお粥の楽しみ方:
脾臓の働きが鈍いため薄粥を飲むと良いとされま木。あたたかい薄粥が内臓をやさしく起こしてゆきます。また胃腸に負担が少ないため一日中内臓の働きが活発となります。
昼は栄養補給が特に必要なため、身体に吸収しやすいタンパク質入りのお粥を飲むと良いとされます。病気の方や虚弱体質の方には特にタンパク質入りお粥がお勧めです。
午後
おやつ代わりとなる甘いお粥があります。ヴァリエーションも豊かで楽しめます。
夕食には消化が良く、ビタミンや食物繊維質の豊かな食材を加えて食べることをお勧めします。
ご注意:
  • 忙しい方には朝晩ともにお粥をお勧めします。
  • 胃腸が弱い方はうす粥ではなく七分か八分炊きのお粥をお勧めします。
  • 血糖値の高い方は朝粥を控えてください。
調理方法:

基本的にお粥は五穀雑糧が用いられ、ゆっくりと時間をかけてスープ状になるまで炊き上げていきます。

時間がない時の調理法
  1. 穀物を洗い、5~6時間程度水に漬けておく
  2. 穀物 1 : 水 8の割合で、強火で煮る。
  3. 穀物の芯が軟らかくなったら、完成。
時間がある時の調理法
  1. 穀物を洗って置く。
  2. 強火でお湯を沸かす。
     (使う水の量は、薄粥の場合 穀物1:水20、 重粥の場合 穀物1:水15)
  3. 沸騰したお湯に洗った穀物を入れ、強火で煮立て、弱火で約1時間。
  4. 鍋の蓋をしっかり締めて、1時間蒸らす。

当店では定期セミナー「中国茶と薬膳粥/一茶一湯一粥」を季節ごと年4回開催しております。
当店の薬膳粥は、素材の味がとことん引き立ち、素材本来の味を楽しむことができます。
また、素材が持つ真の味わいを発見できる良い機会となっております。是非ご参加ください。

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