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トーク音楽会 「お琴の調べ」  * 2012 *

2012年7月

7月8日に「お琴の調べ」と題するトーク音楽会を店内で開催いたします。

2012年7月20日に中国・北京で、民族音楽の文化祭が開催され、店主・高 欲生が出演する予定ですが、
その前に日本の皆さまに披露する演奏会となります。

内容は、お茶を飲み、ゆったりと皆さまとの団らんを楽しみながら、心地よくくつろいで頂ける演奏会にしたいと思っております。

また、「古代茶文化を探索」との合同イベントとなっておりますので、
「五行の間に生じる相生相剋」についてのお話しも聞くことができ、
たいへんお得な音楽会となります。

是非、中国伝統楽器「古琴」の五感に響く音色をご堪能下さい。
古琴教室で教えている生徒たちとともに、心を込めて演奏させていただきます。

トーク音楽会 『お琴の調べ』

開催日時
7月8日(日曜日)13:30~
場所
春風秋月・店内 (グランドプリンスホテル新高輪1階)
料金
¥3,800(税込)
定員
18名様まで ※先着順による予約制です(お電話/お問合せ
お茶
季節の緑茶、単叢(老叢水仙・蜜蘭香)など/お茶うけつき
奏者
高 欲生、他
古琴について
琴は、約3000 年の歴史を持つ、中国の古い伝統楽器です。

日本に伝来したのは、約1300 年前の遣唐使の時代まで遡り、
「宇津保物語」では清原俊蔭が、そして「源氏物語」では光源氏が琴を奏でる場面があります。

人の五感に響く琴の音色。

この中国の素晴らしい伝統楽器の存在とその音色を多くの人に知っていただきたいと願っております。

この美しい旋律が、リスナーの心に溶け込み、森羅万象を感じて頂けるように、心を込めて演奏させていただきます。

                             高 欲生

お茶席へのご参加をご希望の場合は、以下のボタンからご予約できます。

お茶席の参加予約

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演奏曲目

碧澗流泉(へきかんりゅうせん)『悟雪山房琴譜』(一八三六)
山間で湧き出た水が河を流れ、大海に達するまでを表現した曲。中盤には明るいリズムが用いられている。
酔漁唱晩(すいりょうしょうばん)《西麓堂琴統》(一五四九)
漁師が、夕焼けの川の上、船を漕ぎながら山水の風景を悠然と楽しむ
流水(りゅうすい)
川の水が山から、涓涓として時に急に時に緩慢に、時に渦巻いて、最後に海へ辿り着く様子を巧妙に表現している。1977年、この曲は、人類を代表する名曲としてアメリカの宇宙探索船に乗って宇宙に打ち上げられました。
漁樵問答(ぎょしょうもんどう)『琴学入門』(一八六七)
夕暮れ時、漁師ときこりが会話している様子を船を漕ぐ音、木を切る音で表現している。
酒狂(しゅきょう)『神奇秘譜』(一四二五)
作曲者の阮籍(二一〇~二六三)は、魏時代の竹林七賢のひとりで、司馬昭一族の迫害に遭い、酒に溺れて真情を隠す日々を過ごした。この曲は阮籍が酒に酔い、千鳥足になっている様子を表現している。
龍朔操(りゅうさくそう)『神奇秘譜』(一四二五)
漢の宮女、王昭君の曲。「昭君怨」ともいわれる。王昭君の元帝との別れの悲しみ、目を潤ませながら漢宮を辞す様子を表現している。
欸乃(あいない)『西麓堂琴統』(一五四九)
「欸乃(あいない)」は、櫓をこぐ音で、激流の川の中で船夫が掛け声を掛けながら船を曳き動かすのを表現している。
桜随意曲(さくらずいいきょく)
日本古謡「さくらさくら」と古琴曲「仙翁操」、日本の伝統楽器「篠笛(しのぶえ)」と古琴をコラボレーションして編曲したオリジナル合奏曲です。

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甲骨象形文字の中に「琴」の文字が発見され、同様に木に絹の弦が張ってある象形文字として「樂」も発見されています。
約三千年以上の歴史ある楽器として「琴」が存在したと言われています。
「樂」は、音楽を楽しむことの意としているとされ、その楽しむ楽器として「琴」が有ったと言われています。

古代の文人君子の必修として「琴」「棋」「書」「画」があり、その中で「琴」は、重視されていました。
儒家の教えでは、音楽は、情操教育を培うものといわれてきました。
孔子・司馬相如・王維・白居易・蘇東坡等は、過去の文人で「琴」の名人と言われました。

古代より「六藝助茶」と言われています。
「六藝」とは、「琴」「棋」「書」「画」「詩」「骨董品」を指します。
また、「清香」「清純(水)」「清潔(茶具)」「清雅」が揃うと茶の絶品とされ、「雅音」「雅韻」「雅意」「雅境」が揃うと樂(=琴)の絶品とされました。

茶と琴が融合(「清雅之絶」)すると最上の取合せだと感じる次第です。

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イベントの詳細について・・・

イベントの詳細は、以下のボタンよりPDFファイルをご覧ください。

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